洗浄へのこだわり
紅茶の市場で成功するための重要な課題は、埃、繊維、木破片、石、砂、ガラス、鉄粒子、紙、プラスチック、虫の死骸などの異物を確実に取り除くことでした。これらはすべて茶葉が栽培されている茶園で混入し得るものですが、適切な洗浄設備がないことが大きな障害となっていました。そのため、従来では収穫された茶葉は洗浄技術を有する海外業者に送られ、そこで洗浄されていました。
1989年、この課題を解決すべく、プリミアスティーは国内外の機械を調査するとともに、自社のエンジニアリング研究開発の部門を作りました。そして、1991年には日本の技術を応用し、洗浄、加工、ブレンド、包装を行う先駆的な設備をインドで初めて導入しました。
この技術により、あらゆる不純物や異物を徹底的に除去することが可能となり、プリミアスブランドは世界の紅茶市場でその存在感を高めていきました。しかし、一貫した品質基準を満足できた一方、1シフトあたり500㎏という限られた洗浄能力では、世界中から来る大量注文に対応することは困難でした。
Tea is wealth itself, because there is nothing that cannot be lost, no problem that will not disappear, no burden that will not float away, between the first sip and the last.
- The Minister of Leaves
1990年代後半からプリミアスティーはより先進的な技術を世界中で探し回りました。そして2004年、コルカタの75000平方フィートの広大な土地に最新鋭の紅茶製造工場を開設しました。この最新設備の導入は、東南アジアでは日本以外では初めてのものであり、日本の技術者によって丹念に組み立てが行われました。この設備は1シフトあたり3000㎏という処理能力を誇るだけでなく、様々なタイプの茶葉を容易に製造することができるようになりました。
今日ではプリミアスティーは、製造する全ての商品で卓越した国際基準を満足しています。インドオーガニック基準やFSSC22000: 2010 HACCP、ISO 22000-2018など、品質に関する様々な認証を取得しています。
これらの品質へのこだわりは、最高級の紅茶をお届けするというプリミアスティーの揺るぎない決意の証です。これこそがプリミアスティーの伝統であり、お届けする紅茶の礎となっています。